こちらの記事では、オフィスにおけるAMRロボット導入について解説しています。導入事例やオフィスにAMRロボットが必要とされる理由、導入メリットなどをまとめました。
建設会社において搬送ロボットを導入した事例です。こちらの企業では、自動搬送ロボットを本社ビルで採用し、使用済みのドリンクカップの回収自動化などのために活用しています。
搬送ロボットを導入しているフロアには数十ヶ所の会議室とカフェが併設されています。しかしオフィスの面積が大きいことから会議室へのドリンク配送や使用済みのカップ回収の効率化が課題となっており、搬送ロボットを導入しました。
導入により、カフェスタッフがそれまで行っていた往復約2km/日の移動が削減され、バリスタ業務やお客様対応に集中できるようになったという点や、オフィスの美観維持へ貢献するなどさまざまな効果が得られています。
AMR(autonomous mobile robot)は、自動走行搬送ロボットと呼ばれているものです。このロボットはAIやセンサー技術によって自律的に経路選択を行い、目的地まで移動できます。
オフィスでもAMRを採用しているところがありますが、例えば省人化を行いたいといった理由などが背景にあります。ロボットの導入によって業務の効率化ができ、生産性を向上できますし、労働力をより高度な業務や創造的な仕事に振り分けることもできるようになります。
自動で動くロボットとして、AGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)があります。AMRとAGVにはさまざまな違いがありますが、大きな違いとて移動方式が挙げられます。AMRではセンサーやAIを使用して経路の判断を行いながら自律走行することが可能であり、障害物の検知や回避を行えます。対してAGVは磁気テープなどのガイドに沿った誘導走行を行います。
オフィスは多くの人が仕事をしている場所であることから、柔軟な経路設定や障害物を回避する能力が重要であると言えます。
現状日本では少子高齢化が進んでおり、労働人口が減少している点が問題として挙げられています。特に若年層の労働力が減少していることから、企業は事業に必要な人材の確保が難しくなってきています。
さらに雑務が増加しているという点も課題として挙げられており、業務の効率化のために何らかの対策を行うことが必要といえます。
AMRの導入によって荷物や書類、郵便物の配送などロボットが対応できる業務を任せられるため、従業員の負担を軽減できます。特に重量物の搬送などもロボットにて対応できることから、肉体的な負担軽減も期待できます。
このように業務をAMRに任せられるため、これまでよりもコア業務に集中することができるようになるというメリットも期待できます。
AMRはあらかじめ決められた先に荷物を配送します。そのため、作業の平準化やヒューマンエラーによるミスの削減にもつながります。一定のスピードで作業を行えるため、作業にかかる時間のばらつきも小さくできます。
会議室や休憩室での配膳やドリンクサービスのAMRを活用できます。特に顧客が来社するようなスペースでロボットを導入することにより先進的な技術を取り入れている企業、といった形でイメージアップに繋げることも可能です。
AMRを導入する場合には、コストがデメリットとなる可能性があります。導入時に発生する初期費用と、導入後にかかる運用コストが必要になります。特に定期的なメンテナンスを行わないと故障リスクも高まってしまうため、導入検討時にどの程度コストが発生する可能性があるのかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
AMRの導入後には運用や管理を行う上で知識が必要となります。また、メンテナンスやトラブル発生時の体制づくりを前もって行っておくことで、万が一の状況が発生したとしても迅速な対応が可能となります。
加えて、AMRの導入にあたっての従業員トレーニングを行っておくことも、スムーズな運用を行っていくにあたって大切なポイントであるといえます。
AMRは単体で使用するだけではなく、他のシステムとの連携を行えます。例えば、社内システムやIoTデバイスなどと連携させて、スマートオフィスの構築を行えます。そのため、導入を検討する際にどのようなシステムとの連携を想定しているかを考えつつ、AMRの選定を行うことがおすすめです。
また、連携を行うにあたっては社内のネットワークが安定していることも重要なポイントとなってきます。
多くの人が働いているオフィスにAMRを導入する場合には、安全性の重視が必要です。主な危険としては、通路が狭い場所や出会い頭などでの事故発生といった例が考えられます。
このような点から、AMRを使用する現場に合わせた対策を立てることが大切です。まずは運用を行う中で考えられる潜在的な危険を洗い出した上で、AMRの走行エリアや走行最大速度を設定します。特に人が通る通路や見通しの悪い場所では、障害物を検知した際に速やかに停止が可能な速度に制限することがポイントです。
オフィスにAMRを導入する場合には、まずは導入目的を明確にします。その上でどのような課題を解決したいのかという点について洗い出してみることがおすすめです。
導入目的がはっきりしたら、AMRの選定を行います。さまざまなメーカーがAMRを提供しているため、自社のニーズに合ったAMRを選択します。例えば「大きさ」や「機能」「価格帯」などさまざまな点から機種の選定を行います。
導入にあたっては、走行ルートや充電ステーションの配置なども検討します。そのほかの準備としては、現場マップの作成と設定、通信環境の整備、テスト運用を行い、問題がなければ対象エリアを拡大していくという形で運用を行っていきます。
こちらの記事では、オフィスにおけるAMRロボットの導入について解説を行ってきました。導入により人手不足の解消や企業イメージ向上などさまざまなメリットが期待できます。ただし、導入にあたって安全面など検討しておくべき点もあるため、メリット・デメリットの両面について把握した上で導入について検討することがおすすめです。
現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。

狭いスペースで
稼働できる小型機1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも300kgまでの荷物を運べる。

高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)

高い耐荷重能力
最大積載量2500kg高い耐荷重能力と堅牢な設計が求められる最大積載量2トン以上のAMR。