ニトリではインテリアや家具、日用品など多種多様な商品を扱っています。
近年のEC需要急増のほか、公式通販サイトでの購入者が多いニトリでは、倉庫にどんなロボットを導入して、運用しているのかご紹介します。
さまざまなインテリアや日用品を取り扱うニトリでも、近年のEC需要増加の影響を受けています。
さらに店舗に置いていない商品や来店して気に入った商品を公式通販サイトで購入するパターンが多いという特徴があります。
現場の機械化や自動化は必然と考えていたところ、出会ったのがノルウェーの会社が開発したロボットストレージシステムです。視察して実際に何十台ものロボットが素早く動き回る作業効率の良さを目の当たりにし、自社で使えると感じ導入しました。
ニトリの倉庫では、ロボットで棚ごとステーションに搬送するソリューションを実施しています。
スタッフが待機するステーションに、ロボットが棚を運んでくると作業者は商品を取り出し、バーコードで読み取り梱包用の段ボールに詰めます。
小型商品の棚を中心に導入し、専用コンテナには1つ30kgまでの荷物が搭載でき、約1万2千種類の小物商品の保管と入出庫を自動化。AIが搭載されたロボットは季節の売れ筋やついで買いなどの分析を行い、自動で棚の配置を決定します。
ロボットの導入前は作業者が長距離を歩き回って商品を探し、大変な負担がかかっていました。ロボット導入後はステーション内での作業となって負担がなくなり、楽に作業できるようになっています。出庫効率も大きな効果を得ています。
ロボットが倉庫内の移動を担うことで、作業者は安定して稼働でき、残業の抑制も実現。
AIが分析する売れ筋やついで買いのデータは、熟練したスタッフの経験と勘に頼っていた部分を担うため、情報共有が容易になり分析や改善提案に役立ちます。
対人・対障害物への安全性が高く、ガイドの設置コストが不要のAMRロボットは日々進化を続けています。
当サイトでは「指示だし簡単な小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」などかゆいところに手が届くAMRロボットも紹介していますので、あわせてご覧ください。
現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。
狭いスペースで
稼働できる小型機1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも100kgまでの荷物を運べる。
高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)