AMRロボットは、複数台を連携させることができます。複数台を連携することによるメリットはさまざま。ここでは、複数台のAMRロボットを連携するメリットや複数台のAMRロボットを管理できるツールなどをまとめました。
複数台のAMRロボットを導入することで、省人化でき、出荷作業の人手不足を解消できます。タイムロスになりやすい移動時間の削減が可能です。作業者が足りないことで滞りがちだった業務が効率化されます。
複数台のAMRロボットを導入する際は、AMRロボット同士がぶつからないように設計する必要があります。一台ずつ導入すると、都度設計を見直す必要が発生し、コストが余計にかかってしまいます。複数台のAMRロボットを導入することで、導入の初期コストを圧縮できるのもメリットのひとつです。
複数台をまとめて購入すると、業者によってはディスカウントが利くことがあります。導入時のコストを抑えることにもつながります。また、新人教育や採用にかかるコストの削減も可能です。複数台の導入はコストメリットが大きいといえるでしょう。
2024年5月16日にGoogleで「AMRロボット 複数台」と検索し、複数台のAMRロボットを管理できるツールや機能を提供している業者を上から5つ紹介します。
デンマークのAMRメーカーが提供しています。AMRの運用管理者向けのクラウドベースのソフトウェア「MiR Insights(インサイツ)」で運用管理できます。運用状況の分析やパフォーマンス向上のための情報などが活用できるシステムです。
トクデンソリューションが提供するAMRの複数台運行管理では、工場内で複数のAMRを管理して、適切な指示のもと、効率良く運行を行うシステムです。『Fleet Manager』をサーバーとして、最大積載重量の異なるモバイルロボットを複数台混走させることができます。
Industry Alphaは、複数台のAGVの動きを最適化する群制御モジュールを提供しています。スマート倉庫における自動搬送を効率化しました。各AGVが位置情報を共有し、エリア内を最短経路で走行することが可能です。
NECは、AMRを複数台かつ多種多様なタイプを集中的に管理・制御するソフトウェア製品「NECマルチロボットコントローラ」を開発しました。複数のロボットが自律走行する際にお互いがぶつからないよう制御し、それぞれの移動経路を自動生成します。
オムロンが提供しているのは、AMRのフリートマネジメントソフト「Flow core2.1」です。AMRの短期導入やタイプの異なる複数のAMRの統合コントロール、走行データ分析による継続的な走行効率改善を実現します。
AMRロボットは単体での導入でも業務効率化を実現してくれます。複数台導入することで、より効率がアップすると同時に、コスト面でのメリットが大きいです。複数のAMRがぶつからないよう経路整備できるなど、管理システムも提供されています。
現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。
狭いスペースで
稼働できる小型機1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも100kgまでの荷物を運べる。
高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)