人数に頼らない現場づくりを促進「AMRロボット導入計画」 » AMRロボットの基礎知識と選び方 » 高温に強いAMRロボットを探す

高温に強いAMRロボットを探す

AMRロボットは、正常に動作する温度環境があります。機器によって対応温度環境が異なるため、高温の環境で使用する場合は、その環境で動作するか確認が必要です。ここでは、高温に強いAMRロボットを紹介します。

高温に強いAMRロボット

Google検索で「AMRロボット 高温」と検索してヒットした50のHPを上から順番に調査しました。その中で「環境温度60度以上」「高温倉庫に対応」などの記述があり高温での使用が可能なことが分かる製品をピックアップしました。(2024年9月18日調査)

スタンダードロボット

pmt
引用元:SRANDARD ROBOTS
(https://standard-robots.jp/products/ )

AMR本体は0℃~60℃の環境で稼働でき、クリーンルームや高温滅菌室など、様々な環境に適応しています。オンプレはもちろん、クラウド経由でも、居場所を問わずAMRを操作できます。現場に、より適した動線を自ら構築します。

高温が及ぼす影響

サーボエラー

高温環境下では、サーボモーターの内部温度が上昇することで、性能低下や誤作動を引き起こすことがあります。高温でコイルの抵抗が増加するとモーター効率が低下します。また、熱膨張が発生すれば、機械部品の寸法が変化して、精密な位置制御ができません。センサーの誤差も発生しやすくなります。内部温度が閾値を超えると、保護機能が働いてモーターが停止する可能性もあります。

潤滑油の劣化

高温環境下では、潤滑油の粘度が低下し、適切な潤滑膜の形成が困難になります。さらに、酸化が促進され、油の性能が低下するとともに、揮発性成分の蒸発により潤滑油の量が減少することも懸念事項です。潤滑油の化学構造が熱分解によって破壊される可能性もあります。AMRの機械部品における摩擦や摩耗が増加し、結果として部品の寿命が短くなる恐れがあります。

高温環境での使用なら高温に強いAMRロボットを選ぼう!

高温環境では、サーボモーターの内部温度の上昇や潤滑油の粘度低下などの影響が考えられます。すべてのAMRロボットが高温環境で使用できるわけではありません。高温で使用する場合は、高温に適したAMRを選択してください。

現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。

通路が狭い
小規模工場向け
AspinaAMR
(ASPINA(シナノケンシ))
ASPINA(シナノケンシ)
引用元:AspinaAMR(ASPINA(シナノケンシ))公式サイト
(https://jp.aspina-group.com/ja/products/amr/)
可搬重量100kgまで

狭いスペースで
稼働できる小型機
1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも100kgまでの荷物を運べる。

公式サイトから
お問合せ・資料請求

詳細情報をもっと見る

工場・製造業等の
組立ライン補助向け
iRAYPLE
(LINX)
iRAYPLE(LINX)
引用元:iRAYPLE(LINX)公式サイト
(https://linx.jp/product/robot/)
可搬重量1000kgまで

高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし
2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)

公式サイトから
お問合せ・資料請求

詳細情報をもっと見る

大型部品などを扱う
重工業・製造業向け
EVOcart™
(PLiBOT)
EVOcart™(PLiBOT)
引用元:EVOcart™(PLiBOT)公式サイト
(https://www.plibot.co.jp/products/oppent-evo/cart/)
可搬重量2000kgまで

高い耐荷重能力
最大積載量2500kg
高い耐荷重能力と堅牢な設計が求められる最大積載量2トン以上のAMR。

公式サイトから
お問合せ・資料請求

詳細情報をもっと見る