AMRは「Autonomous Mobile Robot」の略で、日本語では「自律走行搬送ロボット」と呼ばれています。
次世代AGVと注目されていますが、AGVとは大きく違うものです。
大きな違いは走行方式。AMRロボットには、走行する経路を示す誘導体が必要ないので比較的容易に導入でき、倉庫のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。
搭載したセンサーなどで自己位置を推測し、障害物を自動回避。倉庫内の移動をロボットがすることで作業者の移動距離を大幅に低減し、作業に割り当てる人員削減や、人為的ミスも軽減できるでしょう。人より速いスピードで処理できるので生産性向上にもつながります。
AMRロボットの導入は容易ですが、運行管理の難しさという課題があります。AMRは障害物を自動回避する機能を備えていますが、ぶつかったり渋滞したりする可能性があります。
AMRの台数が増えるほど、交点も増えるので配慮しなければなりません。繊細なものや大きなものを運ぶ際には微調整が必要です。
AMRは人と作業を補完し合うものなので、役割分担や配置などに不具合が生じると、導入メリットが半減してしまうこともあるでしょう。
人と協働でき、柔軟な対応ができるAMRは、物流倉庫などでの活用に期待できます。広い倉庫内の移動に時間がかかり、商品を探すのに時間がかかっている作業をAMRに任せることができます。
ピッキングや運搬作業に割いていた人手を削減し、ヒューマンエラーの低減も可能です。今後の労働人口減少による人手不足解消の一助にもなるでしょう。
マップ作成やルート設定、実際の運用などをタッチ操作で簡単に行えるタブレットがAMRロボットに導入されることが増えてきています。
プログラミング知識がなくても使え、情報がひとめで確認でき便利です。
別ページでは倉庫内作業の工数削減にもつながるタブレット付きのAMRロボットを紹介しているので、併せてぜひご覧ください。
ここでは「タブレット付きAMRロボット」4製品をピックアップ(※1)。アパレルの倉庫などで大活躍な50kg以下の小物を運ぶタイプと飲食系の倉庫などで導入される51kg以上の重量物を運ぶタイプに分けて、各製品の対応範囲をご紹介しています。
低コストでAMRロボットを導入するにはRaaS(ラース)に対応しているメーカー・代理店を選ぶのがカギ。RaaS(ラース)とは、ロボットを購入せず月額定額制のレンタルで利用できるサービスです。費用を抑えて導入したい方は、RaaS対応の有無もチェックしてみてください。
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