低温環境ではロボットの性能が落ちる場合があります。AMRロボットも、リチウムバッテリーを使用しているなどの理由で、低温に向かない製品が少なくありません。冷蔵倉庫・冷凍倉庫など低温環境で使用する場合は、低温に強いAMRを選びましょう。ここでは、低温に強いARMロボットを紹介します。
Google検索で「AMRロボット 冷凍」と検索してヒットした50のHPを上から順番に確認しました。その中で「冷凍倉庫に対応」などの記述があり低温での使用が可能なことが分かる製品をピックアップしました。(2024年9月17日調査)
福岡県須恵町にあるピーエムティーのソリューションプロバイダーグループが取り扱っているAMRです。-25度の低温でも作業が可能で、冷凍倉庫内外で温度差が50度になっても結露しません。常温の場所と冷凍倉庫を行き来する作業にも使用できます。
Gaussy 株式会社が取り扱っているAMRです。 50℃から-20℃までの環境に対応していて、冷凍倉庫での稼働が可能です。倉庫管理システムとロボットのコントロールシステムを独自のソフトウェアで接続します。
低温環境下では、バッテリーとしてよく使われているリチウムイオン電池内の化学反応速度が低下しますので、AMRの稼働時間が短くなり、充電頻度が増加する可能性が高くなります。また、バッテリーの内部抵抗が上昇してしまい効率的なエネルギー供給が妨げられることや自己放電率が上昇することで、劣化が加速します。
低温から高温多湿の環境に移動する際、ロボットの表面や内部コンポーネントに水滴、つまり結露が形成される可能性があります。結露は電子機器に悪影響を及ぼし、短絡や腐食を引き起こすリスクが高くなります。特に、センサー、カメラ、回路基板などの精密機器が影響を受けやすく、AMRの自律走行能力や安全性が損なわれる恐れがあります。また、結露による湿気の蓄積は、長期的には金属部品の錆びや劣化の原因になります。
AMRに使われているリチウムイオン電池は低温に弱く、冷凍倉庫など低温環境で使用できないものが少なくありません。冷凍倉庫で使用する際は、低温に強いAMRを選ぶことが大切です。また、常温の場所にも移動するなら温度差で結露しないAMRを選びましょう。
現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。
狭いスペースで
稼働できる小型機1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも100kgまでの荷物を運べる。
高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)
高い耐荷重能力
最大積載量2500kg高い耐荷重能力と堅牢な設計が求められる最大積載量2トン以上のAMR。