AMRを導入する際は、結露の影響を考慮する必要があります。結露は、ロボットにとって悪影響がある場合が少なくありません。冷蔵庫から屋外へ移動するなど、結露が発生するシチュエーションは多いです。結露が発生する可能性があるなら、結露に強いAMRを選びましょう。
ここでは、結露に強いAMRロボットを紹介します。Google検索で「AMRロボット 結露」と検索してヒットした50のHPを上から確認しました。その中で、環境条件に「結露なきこと」といった記載がなく、寒暖差実験による結露の観測がない製品をピックアップしています。(2024/8/20調査)
iLogisticsは、苛酷な冷凍倉庫の環境でも結露に強いAMRです。-25度の低温でも作業が可能。常温の場所と行き来する際に発生しやすい結露に対しても十分な対策がなされています。冷凍倉庫内外で温度差が50度になる場合でも、独自技術で結露を防ぎます。
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結露が電子部品に水分を付着させることで、ショートを引き起こすリスクが高まります。特に、センサーやモーターなどの重要な部品に水滴がかかると、電流が不正に流れ、故障や動作不良を招く可能性があります。これにより、ロボットの性能が低下し、最悪の場合、完全な停止や重大な損傷を引き起こすことがあります。
結露によって水分がロボットの金属部品に付着し、腐食を引き起こすリスクがあります。腐食とは、いわゆる錆です。特に高湿度環境下では、金属が錆びやすくなり、内部の電子機器や接続部が劣化します。これにより、ロボットの性能が低下し、故障や動作不良を引き起こす可能性が高まります。
異種金属が接触し、水分が存在すると微弱な電流が流れ、腐食が進行します。この現象は、貴金属から卑金属へ電流が流れることで、卑金属がイオン化しやすくなることが原因です。結果として電食が発生します。ロボットの構造が弱体化し、性能や耐久性が低下する危険があります。
温度差があるなど、結露が発生しやすい場所で使用するAMRは、結露に強いものを選ぶことが大切です。結露が発生すると、ショートや腐食、電食などが起こる可能性が高まり、故障の原因になりかねません。使用環境に合ったAMRを選びましょう。
現在AMRロボットの導入を検討している方向けに、もう一歩踏み込み、「小回りの利く小型」「精緻なコントロール」「重量級可搬」のかゆいところに手が届くAMRロボットを紹介します。
狭いスペースで
稼働できる小型機1辺60cmのコンパクトサイズで狭い通路(最小通行幅80cm)でも使用可能。コンパクトでも100kgまでの荷物を運べる。
高精度な制御機能で
組立装置とも連携よし2次元コード誘導も併用でき、組立装置などへの部品供給に必要な正確な位置合わせが可能。(停止精度±5mm、停止角度±0.5度)